福井県の東南部、岐阜県との県境にある山合いのまち、池田町。周辺は、豊かな自然に囲まれていて、まるでそこだけ時間が止まっているのでは・・・と、錯覚してしまうほどの静けさだ。水海の田楽・能舞などの伝統文化が、今も息づいている歴史深い山里は、訪れる人の心のふるさとだ。

750年の祈りが舞う。

　今にも語りだしそうな様々な表情をもつ能面、繊細かつ大胆な舞い。神を向かえ、神とともに時間を過ごし、一年に一度の再開をともに喜び合う。

　そんなこころの伝承こそが、人が歳を重ねていく中でとても大切なことだと、一人ひとりが気づいていく。

町　長　：　杉本博文

面　積　：　194.72km²

人　口　：　3,758人 (平成12年4月1日現在)

　今、社会は新しい世紀に向かって大きな変貌の潮流の中にあります。将来を見通した堅実な町づくりが必要となっています。「美しい池田町」「豊かな池田町」「活力ある池田町」は私達みんなの願いでもあります。

　幸いにして池田町には、誇れる豊かな自然と伝統ある文化が価値あるものとして息づき、そして、心やさしい人情が育まれています。私達はこの貴重な池田町の資源を活かし、自主性、主体性、創意工夫を発揮した町づくりを進めなければならないと思います。

　21世紀への課題は決して容易なものではありませんが、町民の皆様とともに、次代を担う人づくり、農山村池田の価値を広め高める町づくりを進めるため努力いたします。